Apr 27, 2020

【バングラデシュへマスク寄付】

【バングラデシュで今起きてること】
新型コロナウィルスの影響で最貧国のバングラデシュも非常に厳しい状況です。
人口1億6000万人、給与月額1万円、国の輸出産業の内85%が繊維製品。その中で日本を含め欧米ブランドから10億枚の洋服が不当にキャンセルされました。

新型コロナの感染者数は27日に5416人(死者145人)と増え続け非常事態宣言の中、繊維製品工場が今週から随時再稼働するとの連絡がありました。国民の貧困問題により命懸けで再稼働せざるを得ないことが理由です。「コロナよりも飢えが怖い」という話は深刻さを物語ります。

一方、日本の4月の各アパレルブランドは緊急事態宣言による店舗閉鎖により売上が80%激減するなど深刻な販売不振に陥ってます。過剰在庫問題により更なるキャンセルや納期変更の要請が担当者ベースでLINE等で意図も簡単にきます。何とか少しでも被害を最小限に留めるべく丁寧な説明を続けております。

弊社はバングラデシュでは年間100万枚程生産をしており日本にもバングラ人のスタッフがおります。

我々に今何が出来るのだろうか?
我々は今何をすべきなのだろうか?
我々は今どうすべきなのだろうか?

自問自答が続く中、バングラでも防護服やマスクが不足しており日本同様かそれ以上に深刻な医療崩壊状態になっているとバングラ人スタッフから聞き、マスク等を昨日バングラデシュ大使館に寄付し、本日の臨時便でダッカに空輸されます。引き続き特に医療用の防護服やマスクが不足しており是非寄付頂ける方は連絡頂けますと幸いです。

また、首都ダッカでは温暖化により昨年蚊が異常繁殖しデング熱が大流行し多くの方が命を落とし非常事態宣言が発令されました。現地からの要望で弊社では日本の第一人者の先生と今年から本格的に現地でデング熱やマラリアを調査し、防蚊対策商品を現地で生産する共同研究をダッカ大学と開始しました(コロナで中断中)。今年も既にダッカではデング熱の感染が始まっており、世界では年間70万人以上が蚊により命を落としてます。

そして、私達が決して忘れてはならない2013年4月24日に死者1100名以上を出したファッション史上最悪の事故。ダッカで発生したラナ・プラザビル崩壊事故から7年。私は既にあの事故を上回る悲劇が始まってしまっており今回もまた、日本を含む欧米のファッションブランドが加害者になってしまうのではないかと不安に思います。


ユニクロやザラ等がコロナによるキャンセルや値引きを一切しないと公表したことがせめてもの救いです。消費者にもこの事実に関心を持って頂けますとアパレル業界が変わるきっかけとなりバングラデシュが救われます。

2013年4月24日のラナプラザビル崩壊