Dec 28, 2019

【COVEROSS®︎2019振り返り】

今年も残すところ僅かとなりました。2019年のCOVEROSS®︎の活動を通し、ファッション業界だけでなく「世界全体の大きな変化」を実感した一年になりました。

今年は海外出張19回(EU6回、南半球9回)、国内出張24回(新幹線利用)行くなど、多くの場所で多くの方々とお会いする機会がありました。

出張の目的は「生地メーカーや縫製工場等の生産現場での商品開発」や「展示会出展」、「国内外ブランド様への営業提案」、「サステナビリティ関連の講演」や「国内外の大学や研究機関との共同開発ミーティング」等多岐に渡ります。

その中でも特に大学や研究機関との共同研究は範囲が広がってきてます。

①バイオテクノロジー等によるサステナブル原料や素材開発

→廃棄物(洋服、布地、綿、木材、籾殻等)や木材等からのリサイクル洋服開発

②快適多機能性素材開発

→ 健康やウェルネス、快適多機能性、運動(パフォーマンス向上)

③AI等によるクラウド管理

→IOTデバイス(ウェアラブル時計やセンサー)を活用したクラウド管理と数値化

今年は日本でも嬉しいことに「サステナビリティ」や「SDGs」が定着してきた一年になりました。学校教育にも多く取り入れられ、アパレル各社もサステナビリティな取り組みを本格的に開始した年になりました。

しかしながら、欧米の取り組み方とは真剣度が違うことを常に感じます。今年の1月にフランクフルトのホームリネンの展示会「ハイムテキスタイル」、2月にパリの「プルミエールビション」に出展した時の違和感というかショック感を今でも鮮明に覚えてます。

【何がサステナビリティなのか?】

欧米のバイヤーは名刺交換後の最初のフレーズは「サステナビリティ素材だけを探している」でした。そして、「この素材は何がサステナビリティなのか?」と詳細を真剣に確認されます。商品の品質やコストも勿論重要なのですが、「サステナブル素材以外は一切関心が無い」という事実が衝撃的でした。

一方、日本のバイヤーがどうかというとまずは「コスト」。そして、「他社さんの方が安いので」がいつもの常套フレーズです。「コストファースト」の思考停止状態の担当者が増殖中だと残念ながら感じます。

また、これらの原因は私たち消費者である日本国民の「環境問題」に対する意識の低さや、「少子高齢化問題」に対する無関心さに象徴されており、私たち大人の将来の子供達に対する「無責任さ」であるとしか言えません。

今年1月27日、フジテレビのSDGs番組の「フューチャーランナーズ」で弊社の「SDGs」の取り組みを放映頂いた際にお話しした「毎年40億枚作った洋服をすぐに30億枚埋めたてる日本人」という事実に対し、なかなか本気で取り組まない大手アパレル、小売店や商社、そして、国や自治体、更には消費者。

何故、こんなことを繰り返し行ってきたことに気づかないのか?

世界の人口が100億人に増え、途上国が発展し、更に大量の商品が作られ廃棄されることが続くとどうなるのでしょうか?

「愛の反対は無関心」と言いますが、私たち日本人は将来の地球や子供たちに対する愛情は無いのでしょうか?

2020年は一人でも多くの日本人が正しく考え、正しく行動をする一年になることを期待したいと思います。そのためにはまずは私自信が最初にそして、一番変わらなければならないと決意をしております。

「言うは易し、行うは難し」

COVEROSS®︎は今年、北欧のリサイクル団体「TRASH-2-CASH(ゴミから価値を)」に加盟しました。2020年は循環型のサーキュラーエコノミーの商品開発にも重点的に取り組みます。