Feb 14, 2019

SDGsの本質とは?

2019年2月15日

パリのプルミエルビジョンでも多くのアパレルブランドやサプライヤーと商談しました。「サステナビリティ」や「SDGs」は重要なキーワードです。今やグローバルな認証(リサイクル、オーガニック、安全性、環境不可削減等)が無いと欧米向けの商談が成り立ちません。問題は大企業は別として高額費用を様々な認証機関にお支払いする余裕は日本の中小企業にはありません。

日本の物作りのベースは分業制。綿、糸、生地、染め、縫製、加工、仕上検品等の各工程が別会社であり、デニム、コーデュロイ、合繊、ウール、ニット等産地も別々です。多くが高い技術力とモラルを持つ中小企業です。一方、グローバルな物作りの流れは大資本による一貫生産。

日本人の思想は本来SDGsが基本だと思います。過去の公害問題や人権問題等を反省し、ベースは性善説に基づいた国民です。国際ルールは大切です。しかし、今の国際ルール偏重思考では一部の大企業を除き、日本の物作りが消滅してしまいます。

多くの日本企業は無意識に昔からSDGsに取り組んでると思います。「使い捨て商品」を子供達に最貧国で大量生産し目先の売上だけのために発展してきたグローバル企業。過去の反省は大事です。しかし、過去を水に流し「サステナビリティ」や「SDGs」という言葉を誇らしげに小手先のCSR戦略に使い、ステキな動画を作成し、有名人を起用したイメージUP戦略。遺伝子組み換えさえも完全正当化?

何故、先代から真面目に取り組んできた日本の物作り企業や日本の思想を、今更グローバルなルール(認証の費用負担も)に合わせなければならないのか?

何故、国をあげて日本の物作りや人作りに対する思想をグローバルなルールに入れ込めないのか?

反省するべきところは反省し、前進するために行動に移すべきで、国の役割も重要だと思います。

100年後の地球、日本、子孫にとり何が最善なのか?を軸に考えた、産官学の連携や日本企業同士の協業をもっと真剣に考え行動する時だと思います。目先、小手先だけではなく、将来のことを考え、垣根やしがらみを壊し、鷹の目で全体感を掴んだサステナブルな取り組みこそが、本来日本企業のSDGsの本質であり課題だと思います。